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| 宮崎駿の時代―1941~2008 |
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著者名 |
久美 薫 |
| 出版社 |
鳥影社 |
| 発売日 |
2008/10 |
| おすすめ度 |
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| 参考価格 |
1,680円(税込) |
| 価格 |
1,680円(税込) |
| 発送可能時期 |
通常24時間以内に発送 |
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| カスタマーレビュー |
底の浅い知識と便乗商法 |
| 2008/12/11 2人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
| 宮崎駿関連に便乗した本は礼賛モノから斜にかまえた目線のモノまで数多いが、これは、それらの中でも意欲的なものかもしれない。しかし、『解読』という言葉が躍るわりには、底が浅い。内容を掘り下げていたかと思うと脱線して、とりとめのない話題が続く。あきれたのは、「太陽の王子 ホルスの大冒険」を白土三平の世界ですね、などと書いていることだ。せめて、プロップの「魔法昔話の起源」を読んでから論じて欲しいものだ。『解読』というからには、ロシアフォルマリズム、構造主義など一から勉強しなおし、本を書くのが対象への礼儀であろう。ネットでは宮崎作品の感想や分析をしたホームページは、たくさんある。玉石混交だが、中には、驚くほど秀逸なものもある。だから、わざわざ、この本を1600円以上払って読む必要は、ないように思われる。 |
これってロングセラー系? |
| 2008/10/14 7人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
NHKの「アニメ夜話」で唐沢俊一が『カリ城』の脚本上の穴を嬉々と挙げまくって
ゲストの国生さゆりと大地丙太郎監督を「それ以上言うな〜!」と絶叫させた回は
見ものでした。
本書はああいうノリが好きな方にはお勧めです。
内容は基本的に前著(検索せよ)と同じですが、大学での講義録という体裁になったのと、
作品へのツッコミがもっと立体的になったところが売り、かな。例えば
「伯爵の水兵が自分たちの姫に向かって機関銃を撃ち込むなんておかしい」という指摘が少し訂正されて、
「二人を時計塔の上部に逃がして伯爵との最後の対決に持っていくための演出」と分析しています。
ああ、なるほどねえ。前回はスルーされた『ハウル』(当時は公開前だった)と『海きこ』の分析には納得。
(この著者、里佳子と同じツンデレくさい)
最大の加筆部分はマンガ版『ナウシカ』論。
映画でも印象的だったあの腐海の森は、かつて宮崎監督が信奉した
マルクス社会進化論の森林生態学的再解釈である、という洞察は鋭いと思います。
(そういえばTVの『コナン』も『資本論』が元ネタだとか)
多少いちゃもんをつけると、
ロジック面の分析に重点を置いているせいか彩色や作画については迂回気味で、
せいぜい撮影技法の紹介どまりな点です。
(こういうのはスタジオに直接出入り・取材の叶精二のほうが巧い)
それから鈴木さんの下の名前は敏男ではなく敏「夫」ですよ。
菊地成孔もかくやの饒舌な講義録ですが、
黒澤明と対談した数日後に宮崎駿が語った、ある発言で本書はしんみりと締めくくられます。
『まあだだよ』の頃にこんなこと言っていたのですね駿監督。
手塚治虫への例の追悼文といい、いい味だしまくり。 |
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