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| 世界の果てのビートルズ 新潮クレスト・ブックス |
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著者名 |
ミカエル・ニエミ |
| 出版社 |
新潮社 |
| 発売日 |
2006/01/30 |
| おすすめ度 |
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| 参考価格 |
1,995円(税込) |
| 価格 |
1,995円(税込) |
| 発送可能時期 |
通常24時間以内に発送 |
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| カスタマーレビュー |
不器用でも一生懸命に生きた青春時代 |
| 2008/10/26 0人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
著者の自伝小説とも言えるこの作品は人口約900万人のスウェーデンで75万部も売れている。
舞台はスウェーデン北部、フィンランドとの国境に近いパヤラ村ですぐそこは北極圏という場所
だ。ここはトゥーネダーレンと呼ばれる地域で、スウェーデン語ではなくこの地方独特のフィンランド語(ミエンキエリ)を話す。
少年はある日一人の無口なニイラという少年と友だちになる。そのうち村の学校に入学するが、少年には殴り合いが付きものであった。ニイラのおばあさんが死んだとき、ニイラは葬式でアメリカから来たいとこからビートルズのシングル盤をもらう。ロスクンロール・ミュージック。
進学し噛みタバコをやり、性に興味を持ち、ロックンロールは彼らを虜にした。
婚姻の場面ではお互いの家族がサウナの我慢大会をやった。ネズミのしっぽを集めるアルバイトをやり、酒飲み大会が開かれ、ロックバンドが結成された。
男子の間で少年ギャング団なるものが作られ、やがて彼らは大人にっていく。
ばかなことをたくさんした少年もやがて大人になり、自分の青春時代を振り返る。
彼の青春時代はこうだったのだ。愚かなことも、セックスのことも、楽しかったことも全部まとめてこんな時代だったのだ。
この本を読んで自分の青春時代を振り返るのも良し、これから青春時代を迎える人には参考に(なればの話だが)しても良し。
とてもおもしろいので是非読んでほしい作品だ。
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世界の果てにも青春はある。 |
| 2006/10/29 0人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
酒と女とロックンロール。青春には必死アイテム。
でもその場所は、寒いスウェーデンの北の村。
父が息子に話す内容には笑ってしまったし、
少年達がであう摩訶不思議?な出来事にも
おもわず吹き出してしまう
少年の目を通してのパヤン村の生活がよーくわかります。
パヤン村にちょっと行ってみたくなってしまいます。 |
新潮クレスト・ブックスに感謝。 |
| 2006/04/28 6人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
本書は、いわゆる自伝である。スウェーデン最北の村パヤラ。フィンランドの国境に近いということもあって、どっちつかず的な場所なのが中立と対立を生むパヤラ。冬は二ヶ月も太陽がのぼらず、夏は白夜が続くツンドラに囲まれた村パヤラ。
そんな、世界から忘れ去られたような村で育つ少年のなかなか刺激的な日常が描かれていく。
スウェーデン最北の地での生活がどんなものなのか想像できますか?
コーヒーにトナカイの干し肉とチーズを入れて飲むなんて想像できますか?
黒人見たさに村人のほとんどが教会に集まってくるなんて想像できますか?
とにかく、本書に描かれるエピソードの数々はぼくに驚きをもたらしてくれた。でも、どこの世界でも子どもは同じ。みんな無鉄砲で、何に対しても興味津々で、超がつくバカなのである^^。しかし、その無鉄砲さゆえに救われることもしばしば。
少年は思春期を迎え、大人への一歩を踏み出す。そこにあらわれるのが「ロスクンロール・ミュージッッス」。これ、誤記じゃないですよ。主人公が初めてビートルズのドーナツ盤を見て、そこに書かれている英語を読んだときの発音なのである。
とにかく、おもしろかった。胃のよじれる夏のアルバイトの章では、ほんとに胃がよじれそうになって、その後の食事にもいささか影響をおよぼしたが、『おもしろうてやがてかなしき』青春の日々がいつまでも余韻として残った。
ほんと、この新潮のクレスト・ブックスは素晴らしいシリーズだと思う。ハズレが異常に少ない。貴重なシリーズだ。 |
ビートルズの音楽に出会った、同時代の空気を共有 |
| 2006/02/09 3人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
| 舞台はスウェーデン北部の小さな村、時代は1960年代。雪どけの泥道が舗装され、ロックンロール・ミュージックが村にも入ってくる。場所は違っていても、ビートルズの音楽に初めて出会った若者の感動は、世界中どこも同じ。主人公の二人の少年達とその時代の空気を共有しながら、読者は見知らぬ土地の人々の生活や文化に触れることが出来る。作者のユーモアに溢れた語り口に引き込まれ、読み終えた後も長く余韻の残る最上級の青春小説だ。お勧め度100%! |
体の芯にひびくビート |
| 2006/02/08 1人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
1960年代に少年期を過ごした、スウェーデンでも北極圏に入るくらいの北の果て。じいさんは猟師、父さんは木こり。小さな村のしがらみと、氷を突き破って流れだす川。物質的に豊かになりはじめたその村で、勢いよく成長する少年たち。
若者があとにした北の果てにもハイブリットな場面がある。主人公の親友ニイラのばあさんを送りに、ほかの場所へ移り住んでいた子どもたちが結婚相手や孫を連れて葬式に来た。スェーデンの南部やドイツから、アメリカやニュージーランドからも集まった親戚一同は、話す言葉も宗教もそれぞれ。
そのときアメリカから来た子どもが持ってきたのが、ビートルズのシングル版。地響きにも似た、体に伝わるビート。今までかまってくれなかった姉さんとも、一緒に音楽を聞くようになる。聞くだけではおさまらず、ぼくは手作りのギターをかきならしはじめた。
はじめてしたバイトはネズミのしっぽ集め。罠を仕掛けておくだけで一晩に20匹はつかまった。本物のエレキギターを手に入れるために精を出す。
そして「男は腕力」だった地域に、調子のはずれたロックが響く。
寒い地域の話なのに心が温まってしまうのは、作品からあふれるエネルギーのためなのか、笑いを誘う軽妙な語り口のためなのか。
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