ルネッサンスといえば、人間復活、芸術の開花、学問の進歩等々がいわれるが、この時代は、キリスト教の腐敗が進み魔術が流行し異端弾圧も激化した時代であった。また、商品経済の発展が顕著になり、羅針盤と鉄砲を積んで大航海時代が進展して行く時代でもあった。そのような中で、自然魔術は実験魔術といえるような形で展開され、経験科学、実験科学が普及していった。実践的な思考が普及し、科学方法論も「なぜ」から「どのように」、つまり定性から定量へとすすみ、その成果が自国語で印刷されて広まるという動きを見せた。磁気に関しては偏角・俯角の発見と測定、地球上の磁極の発見などに代表される進展を見せた。
この巻も、第1巻(のカスタマーレビューでもふれた)と同様に、機械論と全体論のねじれ具合がおもしろい。