|
|
 |
|
|
 |
|
|
 |
 |
当サイトはリンクフリーです。 よろしければ下記バナーをお使い下さい。

|
|
|
|
|
| 彼方より―諸星大二郎自選短編集 (集英社文庫―コミック版) |
 |
著者名 |
諸星 大二郎 |
| 出版社 |
集英社 |
| 発売日 |
2004/11 |
| おすすめ度 |
 |
| 参考価格 |
670円(税込) |
| 価格 |
670円(税込) |
| 発送可能時期 |
通常24時間以内に発送 |
|
|
|
|
|
|
|
| カスタマーレビュー |
センスの良い選集 |
| 2007/06/14 1人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
| 手塚賞受賞作「生物都市」が収録されている。これは諸星ファンには必読作品。選考会で、その緊迫感に満ちた一コマも無駄のない構成、天才的な発想から、「本当に新人のオリジナル作か?」と疑われた作品だ。選評にまでそんなことを書く(今から考えれば)無礼な委員もいた。当時の一流漫画家にも嫉妬されたほどの傑作なのだ。一種の終末論になっており、人類が「生老病死」から解脱し、「鏡をもて見る如くオボロな」対人関係からも脱し、殆ど全知全能の存在と化す。それも霊的にではなく、金属や機械と全人類がグチャグチャに融合することによってだ。ふつうマンガではバキッとかグワシャーンといった効果音が相応しいシーン(殴ったり、爆発したり)が多いが、諸星作品ではグチャグチャ、ドロドロといった効果音が相応しい、どこか淫猥な怪奇シーンが多い。その代表作がこれだと思う。 |
「異界」がテーマの文字通りの傑作集 |
| 2006/10/30 2人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
自選傑作集中の一作。作者のあとがきによると「異界」をテーマに選出したそうだが、諸星氏の作品全てに感じられる味わいだ。
「生物都市」は1970年代に少年雑誌に掲載され、出世作となったものだが、機械と人間との融合を描いて、作者の先見性が光る。「桃源記」は桃源郷伝説と詩人陶淵明(別名、元亮・潜)の空虚な半生を組み合わせて描いて秀抜。数少ない中国物でもある。「男達の風景」はSF的風景に映し出される男と女の心象描写が卓抜。「カオカオ様が通る」はそれこそ"異界"の物語で、余分な説明をせず自然に感動する姿が印象的。「天神様」は"わらべ歌"と神話を結び付ける発想がユニークで、不気味な内容。
この他、珍しいギャグ・マンガも載っており、本当に多彩な作品が集まった短編傑作集。 |
グロくて美しい世界 |
| 2005/12/12 7人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
「男達の風景」、「カオカオ様が通る」は
何度も読み返した。
「男達の風景」はSFミステリーとしても一級ではないか?
カオカオ様は、ヒエロ二ムス・ボスを思い出した。
映画「奇談」から諸星世界へ入ったが
当分はまりそうだ・・・ |
諸星ものを読んでみようという人に |
| 2005/11/08 11人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
| 諸星作品初挑戦の方にはおすすめの一冊。かつて小学生の時、『生物都市』が手塚賞受賞で雑誌掲載されたのを読んだが、金属と溶け合う人々は気持ち悪いというより不思議な感じだった。実は諸星作品とは知らずに読んでいたのだが、先日購入して読み返し、なつかしい、と思いつつ、あらためて質の高さを感じた。絵柄は妙に温度があり、『生物都市』や『カオカオ様が通る』ではそれが暖かさ、『沼の子ども』ではナマナマしさとなってせまってくる。是非、この独特の世界を味わってもらいたい。『沼の子ども』はじわりと怖い。山奥の沼の赤ん坊という絶対あり得ない情景は、お化けや亡霊より実は恐怖だ。『カオカオ様が通る』では昔「みんなのうた」でやった「はやいなさん」を連想して、ほほえましく大好き。しかしなんといっても『生物都市』!小さくでも静かで知的なこの物語は珠玉だ。 |
文句なしのベストセレクション |
| 2005/01/07 20人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
| 独特のしぶいタッチと奇妙なストーリとその奥深さで一度はまったら病み付きになってしまう諸星大二郎の世界・・・ 本書は過去30年の短編作品の中から、諸星自身が選んだ自選集の2巻目にあたります。(もう1冊は『汝、神になれ鬼になれ』) ●イオから戻った宇宙船。その宇宙船を中心として街に伝染していく奇妙な現象。。。これはユートピアなのか?・・・『生物都市』 ●中国、晋の時代。山峡の河を登ると、そこに桃源郷があった。『陽』に満ち溢れ、『陰』を排したその村で、陶淵明が出会ったものは・・・『桃源郷』 ●辺境の寂れた鉱山惑星。そこに降り立った男が見たものは、美しい若者たちと妖しく浮気な女たち、そして醜く枯れた嫉妬深い夫たち。やがて男は一人の女に引かれ始めるのだが・・・『男たちの風景』 など 10作品。 『生物都市』は、学生時代に読んで衝撃を受けた作品。ブラッドベリやディックといった一級品の短編SF小説と同質の味わいです。 他、強大な非日常(しかも歩く)をロードムービー的に追った『カオカオ様が通る』等、本短編集は、この短い紹介では紹介しきれないほど素晴らしい作品がそろっています。 絶対おすすめ! |
|
|
|
|
|