| カスタマーレビュー |
PIZZICATO FIVE was HERE !! |
| 2008/02/03 2人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
欧州、米国でツアーを成功させたり94年『Made in USA』が世界中で20万枚を売るなど(「スイート・ソウル・レビュー」が今作1曲目に収録)、日本が世界に発信したハイセンスなPOPアイコン。今作は01年の解散後に発表されたベストの再発ですが、金字塔の音は時を感じさせません。キュートさとクールさを兼ね備え、また何処となく切なさも滲ませる音のフレーバー、シンプルだけど生き生きとした都会的な詞、そしてマキさんのしなやかで落ち着いた声などカッコイイ音楽のスタンダードとして長くこの国に親しまれてゆくのでしょう。
代表曲「東京は夜の七時」は、『JPN』収録のギターが軽快なmfsb mixと比べるとこちらの方がキラキラして乾いたビートが盛り上げますね。キャッチさが続く一枚目では1で当にその言葉が詞に詠われています。しかしこのスタイリッシュな音楽は、華やかな都会の生き方をポップに抽出している一方で、そのスイートな面の裏に、ある種の退廃的美学を感じさせます。
曲は都会の夜の煌びやかさを描く一方でそこで生きることの悲哀は決して歌わないんです。人々はまるで哀しいことも色々あるけどでもこの一晩は今しか訪れない、とばかり貴重な一晩を楽しむことに全力でいます。明日のためではなく今を生きる都会の人間模様です。しかし描かないものは逆にぼんやりと見えてくるものでもあり、夢のような詞の向うにある儚さも実は彼らの隠れた魅力なのではと思う曲でした。
彼らの音楽は、風景や現象、或いはそれへの批評のために存在するのではなく、当に今この音楽を聞く人のために存在するリアルさが感じられます。流れる場所・時間様々に、そこで生きてゆく人々の懐に直接飛び込んでゆくような魔法がありました。
他にはNHKみんなのうたで流れた一枚目の8や4、5は秀逸ですし10の歌謡曲ベースのPOPや二枚目の6等凝った曲が素敵です。 |
ピチの最強のベスト |
| 2007/12/07 14人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
「東京は夜の七時」
が少し大人しめのバージョンなのが唯一残念
でも
ピチで一番のベスト
ピチを知らない人に紹介したり
初めて聴かれるかたはこれをお勧めします
まさにキャッチーミュージック
好きになればもっと他のアルバムを聴きたくなりますが
癖のある小西ワールドは奥が深いので
このアルバムと他の数点あるベスト盤のみお勧めします
バンドの活動期間やメンバーの入れ替わりも忙しく
あまり露出度の高いバンドではありませんでしたが
メインの小西さんはいろんな方面で見えにくい形で
皆さん耳にした事のある音楽を手がけています
言い方は悪いですが
大御所の裏方音楽家さんの
本当にやりたい音楽を演奏するバンドです(でした)
小西さん本人が一番の
「ピチファン」
を宣言していることからもこのバンドに対する思いが伝わってきます
そんなバンドの素敵な一枚
楽しい時
悲しい時
嬉しい時
怒ってる時はあんまり(笑)
いろんな気持ちの時に聴いて欲しいです
他のピチのベスト
「JPN」
は収録曲の多くがかぶるので
「TYO」
をこのアルバムと購入すれば
ピチのメジャーな曲は全て聴けます
あとはどっぷり浸かり他のオリジナルアルバムを買うか
この二枚で立ち止まるかはあなた次第です |
癒しの空間 |
| 2006/04/28 32人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
邦楽で一番好きなグループは何?って聞かれたら間違いなくピチカート・ファイブって答えたい(実際には理解者は少ないので答えないが)。
もう解散してしまっている。
現在進行形の音楽ではないかもしれないけど。
独特のメロディー。
決して万人が好きになる音楽ではないかもしれないけど。
とりあえず何か音楽を聴きたいとき。
イライラしているとき。
集中したいとき。
気分が凄く落ち着く。
そういう曲って今の邦楽ってありそうで,やっぱりピチカードファイブ以外ありえない |
ぶっ飛んだロック魂と、ソウルへの偏愛と |
| 2005/05/22 16人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
ピチカートはたくさんのベスト版を出していますが(TYO、JPN、RIP、THE BAND OF 20TH CENTURYなど)、これはいちばん地味なつくりのベスト版ではないかと。 遠くに東京タワーが見える街角のジャケット写真だし(過去の華やかさを遠くの地点からながめる構図?)、ちいさなシングルジャケット写真以外に本人たちの写真はないし、アルバム構成もシングル発売順にただ並んでいるだけ。ほかのベストアルバムはリミックスやら未収録ヴァージョンやら、ライナーノーツやらがついているのに。 たぶんレコード会社の都合で出されたベスト盤ではないかと。ピチカートマニアの方々ならばそんなに要らないかもしれません。 と思いきや。 すべてがシンプルなぶん、ピチカートの名曲たちが時系列とともにダイレクトに迫ってくる構成だということに気づくはずです。 disc aの頭から聴けば、いちばんのりにのっていた90年代初期の短期間のうちにさまざまなピチカート・ソング(それも名曲!)が消費されていたこと。 disc bの渋谷系と呼ばれていたシーンが廃れたなかで、ピチカートという存在がそれほど注目を集めなくなっていったなかで(あくまでも日本のなかで)、楽曲は研ぎ澄まされていき、獰猛でがつがつしていったこと。そして非凡な名曲が産出されていた事実。「ダーリン・オブ・ディスコティック」なんてすくなくとも10年は早すぎました。 そう、彼らはどんどん上昇していたのです。 ぼくはまたなんで「12月24日」みたいな地味なシングル曲が最後のシングル曲になっちゃったんだろう、なんて思っていたのですけれど、こう通して聴いてみると、これこそがラスト・ソングだということに気づきました。下手に「Goodbye baby & amen」とかで締めなくてほんとうによかったです。上昇しつづけたまま、幸せな気持ちで「わたしはあなたを待ってる」とつぶやいたまま去っていったのです。これこそがハッピー・エンド・オヴ・ザ・ワールド。 もちろんここに収録された楽曲たちは氷山の一角でしかなく、ほかにもいい曲なんてそれこそいっぱいあるのですけれど、とりあえずはこのベスト盤を聴いてみましょう。入門編として最適ですし、入門者以外でも聴き応え抜群です。 |
おされな感じ |
| 2005/03/26 7人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
正直、大体の曲が似たように聞こえなくはないです。まわりくどいですか。 でも、何だかいいですね。こういう「音」や「曲」は恐らくピチカートファイヴ、ひいては小西氏の専売特許みたいな感じで、 他にはないでしょう。聴いて損は無いはずです。 |