桃園の三兄弟は物語の終盤、丁度この16巻から、関羽の死を皮切りにあれよあれよという間に死んでいく。最後に玄徳が死ぬと、後は遺児を守る未亡人のような孔明のマゾヒスティックなまでの献身。彼の死、までにしておくのがいいようで、この人形劇も実質的にはそこで終わっている(最後まで紹介されはするが)。非常に、終わり方としてはもののあはれというか、虚無感漂う歴史の事実なのだ。この16巻あたりから、もう救いようのないほど、坂を転がり落ちるように物語は終息に向かっていく。どうぞ目をそらさずに。