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| クレオール主義 (ちくま学芸文庫) |
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著者名 |
今福 龍太 |
| 出版社 |
筑摩書房 |
| 発売日 |
2003/05 |
| おすすめ度 |
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| 参考価格 |
1,470円(税込) |
| 価格 |
1,470円(税込) |
| 発送可能時期 |
通常24時間以内に発送 |
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| カスタマーレビュー |
本質主義からの脱却という難問 |
| 2008/01/26 0人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
普段文化を語る時、我々は常に本質主義的に考えてしまうことが多い。
例えば、「日本人」ならどうこうすべきだ、という風に。
しかし、この考え方では「日本人」という本質があるという幻想を生み出し、
日本内部にある様々な多様性を無視してしまう。
筆者はそのような本質主義からの脱出を目論む。
そしてメキシコやマルティニックの詩人などを援用して
混淆文化を鮮やかな文体で描き出してゆく。
しかし、文化の混淆性を主張しすぎるあまり、
筆者自身が「文化の複数性」という本質主義に陥っているような気がしないでもない。
そもそも我々は本質主義から抜け出すことは不可能ではなかろうか。
本書は、決して脱出できない本質主義とどのように付き合うべきかを、
考える契機を与えてくれる。 |
増補部分が秀逸 |
| 2004/06/30 13人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
| 出だしから読み手をひきつける文体で、この本の世界にぐんぐん引き込まれます。 ピジン語とクレオール語の決定的な違いを詳細に説明してあり、植民地支配によって言語が変化していく様をまるで目の前でその現象が起きているかのように感じられます。 言語を通して非常に広い視野で地域に根ざした生活や生き方を紹介しているところも非常に興味深いところです。 補足説明部分が、本書全体の三分の一を占めていて、この部分も非常に面白かったです。 地球上の植民地化されたそれぞれの地域に目を向けるきっかけになる本だと思います。 |
メタ人類学の未来 |
| 2003/04/19 17人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
| James Ciffordによる批判的文化人類学の再構築/脱構築を、独自の感性を以って受け継ぎ、世界を股にかけ、流浪の間国家的旅路を読者の心に刻みつけ続ける今福龍太の代表作。ノンエッセンシャリズムという構築主義観から、巧妙にエッセンスを記述しようとする権威の足下をすくい、そこにヘテロな交通を見いだす。今福の視座は、常にステレオタイプの粘着に絡め取られてきたサバルタンの行為主体としての可能性を救出し、「安全」な立場を保たんとする記述者を侵食する影響の不安を記述する、第三者的語りに収斂してゆく。しかし、今回は分析に終始する今福であるが、文化人類学者としての本分、参与観察を忘れたわけではない。彼は、人類学のフレームの外、記述者健忘症というフィールドへと出立したのだ。 |
混交する文化論のさきがけ |
| 2003/03/21 15人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
| 『現代思想』に連載されたエッセイをまとめたものであるが、カリブやアメリカの移民・植民が生み出した文化混交状況を、流麗な文体で語っている。やや装飾過剰な感はあるが、文化の境界を越える営みの持つ可能性を語る語り口は、人を酔わせる力を持つ。 |
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