このアルバムを聞いてまず驚かされるのは、その音。太く、そして懐が深い。聞いていて落ちつきが得られるだけでなく、直接心に響いてくる。アーシーで隙間のある豪快なプレイも魅力的だが、なんといっても素晴らしいのはバラード二曲の歌心。これに完全に魅了されてしまった。どんなにテクニックが向上し、スタイルが変わっても一番大切なものは変わらないということを教えられた。ソニー・ロリンズがホーキンスにあこがれたわけがよく分かる一枚。