予青七年七月末。慶国は景王の居宮金波宮にて、先の王舒覚の妹、偽王舒栄を真なる景王が倒した。その景王――中嶋陽子は、友である楽俊にじきに行われる即位式に備えて、世界の仕組みや国の事などを教えてもらう。
和元三十二年一月。蝕によって蓬莱へと流されてしまった泰麒が、10年ぶりに蓬山へと帰還した。その夏、禁軍将軍である乍驍宗を泰王としてむかえ天勅を受けた後、戴国は泰王の居宮白圭宮へと下った。