ファブリーズのCMは明らかに戦後小津作品のパロディだけど、なぜあれが小津のパロディとして成立するのか。音楽やテンポからくる独特の雰囲気からそう感じるのだと思うが、作曲者斉藤氏の証言や、フィルムのつなぎについて関係者の証言も含み、小津のこだわりを知ることができる。小津ファンならずとも、映画好きなら値段的にも絶対に買でしょう。
この不思議な感覚が、この本を読んで少し理解できたような気がしました。例えば、これ以上はないだろうなあと思ってしまう程、原節子の笑顔はいつも素晴らしく、その笑顔を引き出す小津監督の魅力を堪能できる一冊だと思います。小津映画を観た事がない人でも、楽しく読める本だと思います。