|
|
 |
|
|
 |
|
|
 |
 |
当サイトはリンクフリーです。 よろしければ下記バナーをお使い下さい。

|
|
|
|
|
| 星への旅 (新潮文庫) |
 |
著者名 |
吉村 昭 |
| 出版社 |
新潮社 |
| 発売日 |
1974/02 |
| おすすめ度 |
 |
| 参考価格 |
540円(税込) |
| 価格 |
540円(税込) |
| 発送可能時期 |
通常24時間以内に発送 |
|
|
|
|
|
|
|
| カスタマーレビュー |
重量感ある小品集 |
| 2007/01/28 4人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
6つの短編が収められているが、いずれも「死」を極めて直球でとらえている。
正直言って、文学で、ここまで真正面から、「死」のまさに現場でとらえてものは珍しいのではないだろうか。
大江健三郎の初期の作品以来ではないかと思うほど。
現場と言う表現は変でしょうが、それは読んで頂ければ分かります。あぁ、死の現場とはこういう場所か。
改めて、私達の日常にいかに死が隠されているかが分かろうと言うものです。
それは特に、この作品が書かれた時代として、まだまだ戦後が色濃く残っている、昭和40年代初期のあたり、また作品自体の舞台は終戦直後のものも有り、いずれにしても「死」が日常にあった、いくさの時期と密接に関わっていると思うのです。
その意味では、一億総中流を越し、一応総プチ上流的な意識の今の時代において、いずれの作品も小品ながら極めて重量感のある作品であると言えるでしょう。
|
この本は危険だ、、 |
| 2006/08/01 8人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
星への旅、青い表紙に白い星が浮かぶ。ファンタジックな装丁と題名はこの本に仕込まれた罠を隠す。
トラックに乗り込みさまよう若い男女のグループ。そのメンバーの各々が持つ個性、行動と発言は、どこかしら読者の身に覚えがあるような、かつての青臭い、ほろ苦い記憶を呼び起こす。それと同時に「星」へ向かうトラックは、人生の暗喩となっており、生きるとは何か、人生とは何かを考えさせられる。
すでに出発する前から「星」へ向かうことだけは決められているトラック。その中で繰り広げられる青年たちの様々な思考と内省。読み進めていくと、まるでこの今も自分がトラックに乗り込んでいる、「星」へ向かっている最中なのかもしれない、と感じる。なぜなら我々もまた、常に「星」へ向かっているからだ。
判断力や現実に耐えられる強い状態で読んでほしい。そうでなければ「星」への特急列車に乗ることになる。それだけ、この本は力を秘めているのだ。
今日、作者吉村氏の訃報をニュースで拝見しました。ご冥福をお祈りします。
|
未だに内容が浮かぶ。 |
| 2005/12/14 4人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
星への旅、とSF?っぽい綺麗なタイトルで、当時中学生の私、は購入を決定。
読んでみたら、人間ドラマ。へヴィー。
なかなか、平凡をきどったグロテスクさで、古い感性ではあったけれども、素晴らしいな、と思ったのであります。
医学生となった今、解剖の勉強をしていると、これを思い出す。
少女架刑が印象に残る。
吉村氏は好きな作家の一人になったけれども、未だにこれ以外の短編を読んだことは無い。
|
OH, ヘビー! |
| 2003/11/22 10人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
タイトルはキレイだ。
しかし、この作家をよくご存知の方は「ファンタジー」を連想したりはしないだろう。
ストーリーも、少女の遺体を医師が解体したり、ボクサーが電車に轢かれたり、
若者が集団自殺したり・・・。正直言って朗らかな気持ちで読めるものが無い。
収められている短編は以下の通り。
○鉄橋 ○透明標本 ○石の微笑 ○星への旅 ○白い道
星を4つにしたのは、作家の力量に不満があったからでは無く、単なる個人的な好みのため。
わたしは「エナジー充電系」小説が好きなのだ。
これを読んだあと、しばらくミゾオチのあたりが重くて気分が優れなかった・・・。
本作家の暗いパンチはなかなか打撃力大。
読むには、人間の暗部の重たさに対峙する覚悟が必要かも。 |
|
|
|
|
|