| カスタマーレビュー |
最後のオチは・・・ |
| 2007/05/20 1人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
珍しく複雑なトリックも密室も出てこない話。
犀川が最初に登場するのが200ページ目で、いつもは警察や現場に
足を運ぶ萌絵が現場に行くのがたった一度という珍しいパターン。
ミステリーとしてシンプルでありながらかなりうまいと思った。またまた犯人も意外な人物で、
わかった後にまた最初から読んで確認したくなってくる。
長野県警の西畑はこれまでに登場した警察関係者の中でも最も頭の切れる人物として描かれており、
彼のスピンオフ作品でもあれば、と思わなくもない。 |
素敵で哀しい懐かしい物語 |
| 2007/04/26 0人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
読んだ後になんともいえない懐かしい気持ちと哀しい気持ちが入り混じった。
犀川先生はあんまり出てこないので、S&Mシリーズではかなり異色かも。
でも、個人的にかなり好き。
森博嗣っぽい作品だと思います。
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犀川先生の存在は偉大ですね… |
| 2007/02/11 1人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
非常に評価の難しい作品です。S&Mシリーズの中ではかなりの
異色作品です。そもそも犀川先生があまり出てこないし…これは
このシリーズのファンにとっては非常に残念なところ。但し、ス
トリー自体は非常に面白いです。
「幻惑の死と使途」とパラレル形式で進んでいく展開に新鮮さを
感じました。(但し、この展開は東野圭吾先生の「パラレル・
ワールド・ラブストーリー」の方が巧いです)
このシリーズの一番の醍醐味は犀川先生と萌絵の掛け合いだとおも
います(真賀田四季博士は別格ですが)が、やはりそれがないのは
残念としかいいようがないです。
にしても、森先生はラストシーンが本当に巧い。どうしても「に
やり」としてしまう…是非♪ |
すべては夢の中で起こったように。 |
| 2006/09/29 3人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
前作の「幻惑の死と使途」との関連性は他の方が述べられているので触れません。
森作品のS&Mシリーズ10作の中で異色な感じを受けます。読んでいて、「千と千尋の神隠し」のように別世界に迷い込んでしまったようにさえ感じられました。たぶん、それはものすごく心理描写が出てくるから。その感情の流れに少しでも寄り添うことができたら、すごく面白く読めると思います。逆に、純粋にミステリーを求めている人には訴えかけるものは少ないかもしれません。
本当の密室は部屋じゃなくて心の中にあるのかもしれない。 |
名前が逆さまなことに気づいた? |
| 2006/04/04 4人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 |
前作『幻惑の死と使途』と並行して起きていた別の事件を描いた作品です。前作は奇数章しかなく、今作は偶数章しかないという構成になっており、実際には交互に読むのが時系列的には正しいということのようです。ただ、そのことが推理小説な面白さを高めるのに役立っているかというとそんなことはなく、作者のホームページを読むと作者自身にもそういう意図はなかったようです(但し、完全にそうとは言い切れない面もあります)。
誘拐と言うと、普通はサスペンス小説に使われる題材であり、本格推理の題材にはなりにくいのですが、今作では犯人グループの不可解な行動の謎を解くという趣向によって見事に本格推理に成り得ています。尚、シリーズものの場合、順番に読んだ方が面白いことは確かですが、一作だけで読んでも意味が通じるように配慮するのが殆どで、このシリーズも基本的にはそうなっているのですが、今作は前作を読んでいないと意味が通じない点が若干あるので未読の方は前作を先にどうぞ。 |